普段降っている地域では出動していて、道が空いている映像がデレビでは流れているけど、うちの家の前はどうしてまだ雪に埋もれているの?
大雪なのに除雪車はなぜ来ないの?
なんて経験はありませんか?
ちょっと家の前も除雪してくれたら車が出るのに。
全然除雪車が来ないから、家に閉じ込められてる…。
なんてこともあるのではないでしょうか。
では、大雪なのに除雪車はなぜ来ないのか、理由を探ってみたいと思います。
大雪なのに除雪車はなぜ来ないのか①そもそも除雪車の数が少ない
除雪車は実はとっても高価です。
手押しの除雪機でもガソリンで動くタイプのものは、8万円くらい。
大がかりな除雪車だと、中古品でも220万円。
除雪もできるホイールローダー等ですと、小型のもので1台500万円くらいからありますので、大型のものですともっとですよね。
ですので、まず除雪に使えるホイールローダーの数が少ない、ということが考えられます。
大雪なのに除雪車はなぜ来ないのか②運転できる人も少ない
そして、ホイールローダーは特殊大型車両です。
公共の道路を運転するためにはもちろん免許が必要です。
最近は、除雪車運転の免許取得者が増えてきた、というニュースもありますが、それでもやはり人材不足という点は否めないでしょう。
特に、田舎であればあるほど、人数は少なくなるのではないでしょうか。
車両があっても運転免許保持者が少なければ、除雪車は来ないですよね。
また、運転手さんたちも休憩が必要です。
特殊車両の運転はとても体力が必要なんだそう。
事故を防ぐためにも、休憩を取りつつ、除雪して欲しいと思います。
大雪なのに除雪車はなぜ来ないのか③そもそも道が狭すぎる
住宅街の道幅は、大型の除雪車が通れる幅をしていないことが多いです。
特に、田舎の道は狭いところが多く、除雪車がそもそも通ることができない、ということも考えられます。
また、大きな道路の方が利用者が多い分、そちらの方を優先的に除雪しないといけないのは、仕方のないことですよね。
ぜひ、そこが終わったらうちの前も…と思うことも多々あるのでは、と思いますが、道が狭すぎて入れない、という事情もありそうです。
また、除雪車は雪を道からどけるのですが、そのどけた雪はすべて道の端に積み上がることになりますので、その雪をどけないと駐車場から車が出なくなってしまった…、なんてことも起こりかねません。
まとめ
こんなに大雪なのに除雪車はなぜ来ないの、というのは至極もっともな悩みではないでしょうか。
ただ、それには除雪差の数も、運転手の数も、そろっていないと実現しない上に、自宅の前の道が広くないといけない、という条件がありそうです。
できるだけ、道が通れるようになるよう、やっぱり雪かき、という人力除雪も大切なのかもしれません。