最近、お肉の値段、高くなりましたよね。
家計を預かる身としては、どうしても安いときにまとめ買いしたくなります。
また、コストコや業務スーパー、メガドンキなどお肉が安いお店は基本的にワンパックが大きいので、安いけどこんなにあっても…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、お肉は冷蔵保存ですと3日が限界。
普通に冷凍しても保存は1週間が限界ですよね。
まとめ買いをしても、使い切るのに毎日同じお肉を使う、と言うことにもなりかねません。
では、どうしたら保存期間が長くなるのか、と調べてみたら、真空で保存するとかなり長持ちするようになる、と言うことがわかりました。
真空で冷凍保存するだけで1ヶ月ほどまで寿命がのびるそうです。
でも真空で保存ってどうやってしたらいいの?
真空にするにはいくつか方法があります。
ジップロックなどに食材を入れて、水に沈めながら真空にしたり、ストローで空気を吸いながら閉じたりするのが、一番お金のかからない方法ではないでしょうか。
それはちょっとめんどうよね…
確かに、何袋も小分けをしたお肉を冷凍するのに、いちいち水が袋の中に入らないように沈めながら封をしたり、お肉のドリップが口に入らないように気をつけながら空気を吸い出したり、というのはめんどくさそうです。
また、ストトーで吸い出すのは一歩間違ったら、口の中にドリップが入ってしまって衛生面でもちょっと戸惑いますよね。
そこで、登場するのが真空パック機です。
ただ、Amazonや楽天で「真空パック機」と検索すると、ものすごくたくさんの種類が出てきます。
メーカーもたくさんあるのがわかると思います。
これでは、どれを買ったら良いのかわかりませんよね。
実は真空パック機には業務用と家庭用があります。
では、真空パック機の業務用と家庭用の違いはなにでしょうか?
うちは、真空パック機は業務量を使っています。
実は、うちの真空パック機は2代目。
1代目は家庭用を購入してしばらく使っていました。
どちらも購入し、使用したのですが、かなり違いもありました。
購入する際にいろいろと調べましたので、その情報も実際使ってみた使用感などもシェアしたいと思います。
真空パック機の業務用と家庭用の違いはたくさんあります。
また、どちらにもメリットとデメリットがありますので、購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
真空パック機の業務用と家庭用の違い①値段
まず、真空パック機を買う段階で問題になるのは値段だと思います。
確実に安いのは家庭用の真空パック機。
安いものですと3千円台からありますので、その差は歴然としています。
だいたい平均が7000円くらいですね。
逆に高級モデルですと、15000円くらいのものもあります。
そうなると、自動で袋を作ってくれたりと使いやすい工夫が増えてきます。
ただ、家庭用の真空パック機は基本的にエンボス加工が施された特殊な袋が必要になります。
この袋が結構高い。
ランニングコストがまあまあ高いのが家庭用の特徴になります。
一方、業務用の真空パック機は初期投資に費用がかかります。
安いものでも1万5千円はかかるので、機械の代金としてはこちらの方が断然高いですよね。
いろいろ探した中で、業務用の中ではこれが一番安いです。
うちもこれを使っています。
ただ、業務用となると、サイズが大きいものも。
こちらになると、手軽に買う、と言う値段ではなくなってしまいますよね。
性能は良いのですが値段も高い。
どちらの機械も、袋はナイロンポリという両面がつるつるの分厚い袋が使えます。
真空パック機の業務用と家庭用の違い②袋
先ほども書きましたが、業務用と家庭用の真空パック機、最大の違いは使う袋です。
業務用の真空パック機で使うのは、ナイロンポリという、分厚いビニール袋です。
市販されている真空パックされた冷凍品などにも使われている袋ですので、観たことある方は多いのではないでしょうか。
実はこういう袋は、真空用の袋として売っており、一袋に100枚くらい入っているので一枚の単価が安くなっています。
ただ、こちらの袋は、家庭用の真空パック機では使えないので注意が必要です。
家庭用の真空パック機では、専用の袋が必要です。
袋の内側の片方にエンボス加工がされている、家庭用真空パック機専用の袋です。
こちらは、袋型のものと、ロールになっているものの2種類があります。
どちらを選んでも、真空パックにするのに問題はありません。
袋はロールになっているものの方が安いですが、ロールがセットできないタイプの真空パック機を使う場合、いちいち自分でサイズを測って切って、片方をシールして袋を作らないといけません。
私はそれがめんどくさくて、袋状のものを使うことが多かったです。
また調べていると、「自己責任で」ですが、業務用の袋に百均などに売っている台所の排水口用ネットを挟んで家庭用で使う、と言う方もおられました。
これ、私もやってみたのですが機械との相性が悪かったのか、全然密封されなくて諦めた、という経緯があります。
上手くできる方はできるみたいですので、試してみる価値はあるかもしれませんが、家庭用の真空パック機の中でもパワーが強い高級ラインでする方がまだ成功率は高いのかな、と思います。
少なくとも、7000円台クラスの真空パック機ではできなかったのは確か。
そのあたりも加味して、機種を選ぶのが良いと思います。
真空パック機の業務用と家庭用の違い③真空にできるもの
真空パック機って基本的にどんなものを真空にできるの?
こう思われている方は多いのではないでしょうか。
これも機種により実はできる範囲がかなり異なってきます。
特に家庭用はものすごく幅が広いですね。
まずはシンプルな業務用からいきましょう。
基本的に業務用の真空パック機は固形のものはもちろん、液体の真空パックも可能です。
極端な話、お味噌汁を作りすぎたから真空パックしよう、と言うことも可能。
対して、家庭用の真空パック機はあまり液体の多いものを真空用袋でパックすることは推奨されていないものが多いです。
と言うのも、業務用には付いていることが多い、真空時に吸い込んでしまった液体を溜めておく容器が付いていないことが多いためだと思われます。
そもそも、エンボス加工してある袋の隙間を使い、袋の入り口全体から空気を吸い出すというシステムの家庭用真空パック機では液体を真空パックにすることを想定されていないことがほとんど。
ですので、大抵液体のものは冷凍してから真空パックにするように、説明書に書かれています。
ただ、タッパーのような専用容器がある機種もあって、そちらを使えば液体も真空パック可能、というものもあります。
ただ、そういう機種は基本的に高級ラインですので、値段との兼ね合いになってきますね。
また、業務用でも家庭用でも、高級ラインのものは真空パック機本体のサイズも大きくなってきますので、置き場所の問題もでてきます。
自分が何を真空パックにしたいのかをよく考えて機種を選ぶといいですね。
真空パック機の業務用と家庭用の違い④容器の多様性
業務用真空パック機は、基本的にどれを買っても液体まで袋で真空にできるようになっているため、容器は使えないものがほとんど。
しかし、煮物の残りをちょっと真空にして保存したい…などとなると、柔らかいものを真空にしないといけなくなります。
基本的に、袋の空気を抜くタイプの真空パック機で、柔らかいものを真空にするときは、空気が抜けたタイミングを見計らってシールしないと、空気を抜くときの圧で煮物がつぶれてしまったり、というアクシデントが起きやすいです。
そのため、柔らかいものを真空にしたいときは、タッパー型の容器を使用するのが楽ですね。
そういった用途の容器があるのが家庭用です。
また、7000円台の家庭用真空パック機にも、チューブが付いており、真空用タッパーを買えば使える、と言うものもありますよ。
冷蔵庫で保存するのに、真空の方が長持ちするので、一人暮らしさんやおかずの作り置きをしたい方は、こちらの容器は重宝するかもしれません。
袋で真空にしてしまったら、崩れてしまいそうな柔らかいものもこういう入れ物なら、崩さずに真空にできるのは便利ではないでしょうか。
そうなってくると、逆にコンテナで保存することがメインになっている真空パック機を選ぶ、というのも一つの手になります。
この場合、袋はさらに特殊になってきますので、コンテナでの保存がメインとなってくるでしょう。
材料を保存するよりも、出来上がった料理を長く保存したい人にはこちらの方が使いやすいかもしれません。
真空パック機の業務用と家庭用の違い⑤操作性の違い
あんまり操作が複雑なのは困るわ…
基本的に操作が簡単なのは、家庭用です。
価格帯が低いものでも、高級ラインのものでも、大抵ボタン1つで自動的に真空パックになるように作られています。
ですので、真空にしたい物を袋に入れて真空パック機にセットして、ボタン一つでできあがり、と言うものの方が…、と言う方は、家庭用の方が使いやすいのではないかと思います。
逆に、どのくらいまで真空にするのかを調整したい、下味をつける際に醤油や料理酒など液体に浸けて真空にしたい、と言う方はボタンは一つではないですが、ある程度自分で調節ができる、業務用の方がおすすめです。
結局どれがおすすめなの?
で、結局どれを買ったら良いの?
最終的にどれを買うのがベストなの?
と言うのは、みんなが持つ疑問ですよね。
と言っても、その結論は目的によって千差万別だと思います。
容器を真空パックにする専用の機械は、料理をしてから真空パックにしたい人向け。
作り置きをしたい人にはぴったり。
ただし、材料を真空パックにする場合、機械に会わせた専用の袋が必要になるので、注意が必要です。
家庭用の真空パック機(廉価版)はまず、真空パック機を買って使ってみたい人にお勧め。
また、ものすごくまとめ買いをするわけではないけど、たまにするから保存するのにちょっと欲しいな、くらいの方はこれで十分だと思います。
また、ものすごくたくさんの種類が出ていますので、たくさんの種類から選びたい、と言う方もこちらの方がいいでしょう。
サイズもコンパクトなものが多いので、場所を取るのが嫌だ、と言う方にもおすすめです。
家庭用の真空パック機(高級ライン)はボタン一つで真空パックにしたいし、ロールを自分で袋状にするのも面倒、作り置きもするからタッパー型のものも欲しいわ、という欲張りさんにお勧め。
一つあるだけで、ロールから袋を自動で作ってくれて、真空にしたい物を袋に入れたら,機械にセットしてボタン一つでOK、というものが多いのが高級ラインです。
また、高級ラインは真空対応のタッパーが付属してくるものが多いですので、材料で保存したり、作り置きを真空で保存したり、と汎用性が高いのも特徴。
ただ、ロールを内蔵できる分、サイズが大きくなるのが欠点。
置く場所を確保してから購入する必要があるでしょう。
業務用真空パック(廉価版)はとにかく、液体に浸ったものも真空にしたい、そしてお肉は常にまとめ買い、という方におすすめ。
値段も、家庭用の高級ラインとあまり変わらない値段帯ですので、買いやすい、と言う点もポイントです。
業務用真空パック機(高級ライン)は真空にする方式そのものが違います。
かなり場所を取りますが、液体も何も気にすることなく、お手入れも簡単なのが特徴。
もう、値段と大きさが今までのものとは段違いに違いますが、場所とお財布に余裕があるならおすすめ。
性能も全然違います。
まとめ
お肉は高くなったし、やっぱりまとめ買いしたい…となると、あると便利な真空パック機。
調べたは良いけど、たくさん種類がありすぎて迷ってしまいますよね。
真空パック機の家庭用と業務用の違いは、価格、袋、液体を真空にできるか否か、後は操作性の違い、といったところです。
自分のライフスタイルに合わないと、せっかく買ったのに全然使えない…と言うことにもなりかねません。
そんなに安い買い物ではないので、自分に合わないものを買ってしまうのはもったいないですよね。
ゆっくりと考えて、どんな真空パック機が自分にベストなのか、考えてから購入したいですね。