さあ、バーレッスンが終わったら、ちょっとストレッチなどの休憩が入ったりして、次はセンターレッスン!
といっても、バレエのセンターレッスンの順番や用語、意外と難しいですよね。
基本はすべてバーレッスンにあるとはいえ、新しい用語がたくさん出てきます。
今回はバレエのセンターレッスンでの順番と用語を解説します。
バレエのセンターレッスンの順番と用語①アダージオ
アダージオ、もしくはアダジオ、アダージョなどと呼ばれる、センターレッスンで1番に行うパです。
パは踊りや動きという意味で、アダージオとは音楽用語でゆっくり、という意味。
そう、ゆっくりとした音楽に合わせて、ゆっくりと動くアンシェヌマン(振り付け)になります。
ゆっくりと動く、ということは体幹の筋肉がとっても必要。
お腹もおしりもできる限り力を入れて、片足で動いたりバランスを取ったり…。
優雅に見せるのはとっても大変ですが、もしかしたら1番バレエのイメージに合う動きかもしれませんね。
バレエのセンターレッスンの順番と用語②タンデュとディガジェ
バーレッスンで、二番目にタンデュをしたように、センターレッスンでもタンデュやディガジェのアンシェルマンがあります。
アダージオよりも速い音楽に合わせて、アンシェヌマンが組まれていると思います。
バーレッスンでは片手でバーを持っていたためあった安定感が、一切なくなってしまうので、実は意外とバランスを取るのが大変なアンシェヌマン。
しっかりと腹筋で身体を支える必要があるので、少しでも力が抜けるとグラグラ…。
片足で立って、もう片方の脚を自由に動かすのはなかなか大変です。
バレエのセンターレッスンの順番と用語③ピルエット
軸足一本で立ち、反対の脚で三角形の旗を作るように膝を曲げ、軸足の膝につま先が当たるようにするのを、パッセと言います。
パッセとは、通過、という意味。
つま先は足首から膝までを滑らすようにあげていきます。
そのパッセをポアントかデュミポアント(背伸び)してくるりと回るのがピルエットです。
1番から回ったり、4番から回ったり、5番から回ったり…。
ターンの中で1番練習するのがこのピルエットだと思います。
すべてのターンの基本と言っても過言ではないでしょう。
まず、片足で回ることに慣れるのが1番です。
バレエのセンターレッスンの順番と用語④スモールジャンプ
文字通り小さなジャンプ。
1番から飛んだり5番から脚を入れ替えて飛ぶシャンジュマンなどを使いつつ、ほぼその場から軽く前後左右に動く程度で飛びます。
センターレッスンもここからはかなりの体力勝負!
グリサード、ジュテ、アントルシャキャトル、などジャンプもどんどん出てきます。
お教室によっては、スモールジャンプ、ミドルジャンプ、アレグロ(速い)など、複数のジャンプをするところも。
バレエのセンターレッスンの順番と用語⑤グランドワルツ
1番華やかなアンシェヌマンかもしれません。
基本的にレッスン室を斜めに使います。
グランジュテやグランソドシャなどの大きなジャンプをたくさん使いながら踊るアンシェヌマンです。
センターレッスンの中では1番自分が踊ってる感じがあるパではないでしょうか。
バレエのセンターレッスンの順番と用語⑥マネージュ
こちらもお教室を斜めに使います。
1番のポジションでルルベ(背伸びの姿勢)やポアントで脚を固定して、くるくると回りながら進んでゆくシェネや、パッセで半回転して降り姿勢を戻しながらもう半回転して進むピケターンなど、進みながら回るパを練習します。
クルクルと連続しながら回っていくので、目が回る方が多いでしょう。
視点を進む方向に定めて回っていくのがコツ。
練習を重ねると段々目が回りにくくなっていきますよ。
バレエのセンターレッスンの順番と用語⑦フェッテ
白鳥の湖などで、ずっと連続32回転するフェッテ、きっとイメージはあるのではないでしょうか。
もちろん、センターレッスンでこちらも練習します。
脚を前から横までロンデジャンプアンレールで回し、(その間軸足はプリエしてます)パッセの位置へ。
その勢いを使って一回転。
というのがフェッテの基本的な動き。
センターレッスンの中では最高難易度といっても過言ではないでしょう。
目も回ります。
気力と根性と回る際の視点の固定でがんばる感じです。
バレエのセンターレッスンの順番と用語⑧レベランス
バレエのお辞儀です。
発表会や舞台を見ていると、踊った最後にお辞儀をしていますよね。
あれの練習を兼ねています。
レッスンありがとうございました、という気持ちを込めてレベランスしましょう。
まとめ
バレエのセンターレッスンの順番と用語、バーレッスンと比べると一つのパで複数の用語が出てきて難しいのが特徴ではないでしょうか。
しかし、この動きの組み合わせで出来上がっているのが、バリエーションであり、舞台そのものなんですよ。
レッスンはこつこつ練習して、舞台本番を迎えるのはビギナーさんもプロの方も同じです。
がんばりましょうね!