バレエ衣装のお手入れと保管はそんなに難しくありません。
ちょっとしたコツを覚えてしまえば、誰でも簡単にできるようになりますよ。
お手入れに使う物は、消毒用のアルコールスプレー、もしくは衣類の消臭・消毒用スプレーとハンガー。
保存に必要な物は大きめのバッグや衣装ケースだけ。
せっかくのバレエ衣装なのでお手入れと保管はきちんとしましょう!
バレエ衣装のお手入れ方法
バレエ衣装は一度着るとものすごく汗をかきますよね。
そのまま放っておくと、ものすごく臭うようになってしまいます。
まずは、衣装を平干しするところから始めます。
衣装は、陰干しが基本。
太陽に当ててしまうと、変色してしまうことがあるので注意が必要です。
ただし、乾かしたいのは汗を吸った裏側ですので、必ず衣装の裏側を上に向けて干すようにしてください。
その際、特にクラシックチュチュのチュチュ部分をボディで巻いてしまうのを見かけますが、これは絶対にしないでください。
せっかくピンと立っているチュチュが垂れ下がってしまう原因になってしまいます。
このようなたたみ方は、チュチュが傷んでしまう原因になります。
ボディを裏向けるのが目的でも、絶対にしないでください。
もしも、平たく置く場所がない場合はハンガーを使います。
ただし、クラシカルチュチュの場合、肩ゴムでつり下げてしまうと、肩ゴムが伸びきってしまい、いざ着るときにゆるゆる、なんてことも。
ですので、クラシカルチュチュは必ず逆さまにしてパンツの部分をハンガーに掛けて干してくださいね。
そして、干して乾かしてもなんか臭う…となったり、やっぱり汗がすごいからちょっと消臭したいな、というときは消毒用アルコールスプレーや、布用除菌消臭スプレーの出番です。
ただし、レンタル衣装の場合はこれらのスプレーを使用しても良いか、確認を取ってから使ってくださいね。
スプレーは軽めに、裏側のみに数度まんべんなくスプレーします。
このときに、表側にしみ出すほど、スプレーしないように気をつけてください。
シミの原因になりかねません。
スプレーしたら、きちんと乾ききるまで陰干しします。
それでも臭いが取りきれなかった場合はもう一度繰り返してください。
乾いたら、たたんで保管します。
ロマンチックチュチュ、ジョーゼット、キャラクターダンスの衣装なども、逆さまにつるさないこと以外はほぼ同じです。
できれば、乾燥させる間だけは、裏表逆にしてハンガーに掛けると良いでしょう。
バレエ衣装の保管方法
陰干しが終わり、きちんと乾いたら、次は保管ですね。
ロマンチックチュチュの場合は、ジョーゼットが折れ曲がらないように気をつけながら、衣装ケースなどに保管するのが一番衣装が傷まない方法だと思います。
ジョーゼットやキャラクターダンスの衣装なども、普通の洋服をたたむのと同じようにたたみ、衣装ケースや衣装バッグに保管しておくのが良いでしょう。
どちらもハンガーに掛けて保管してしまうと、肩ゴムが伸びてしまうので、避けた方が無難だと思います。
クラシックチュチュだけは少したたみ方が特殊です。
まずは、背中のホックを留めましょう。
ホックとレースが引っかかってしまうのを防げます。
次に半円を作るようにチュチュを折ります。
さらに半分に折ります。
このように折ったら、衣装ケースや衣装バッグにチュチュの端が折れ曲がらないように伸ばしながら入れましょう。
湿気の少ない、日の当たらない場所に保管してくださいね。
まとめ
バレエ衣装のお手入れは、きちんと汗を乾かして、臭いが気になるときは除菌アルコールスプレーや除菌消臭スプレーをかけ、陰干しすることが重要です。
また、保管には衣装ケースや衣装バッグに丁寧に折りたたんで入れてください。
何度か着用し、臭いや汚れが取れなくなったときは、衣装屋さんがクリーニングしてくれることも多いので、プロに任せましょうね。