バレエ白鳥の湖の髪型の作り方です。
耳の上に髪の毛がカーブして乗っている、独特のヘアスタイルですので、イメージしやすいのではないでしょうか。
正式名称は、セミクラシック、といいます。
バレエ白鳥の湖の髪型であるほかにも、ジゼルやシルフィードなど様々な舞台で使われる髪型です。
使う物は普通のシニョンとあまり変わりませんが、頭全体を覆える大きいヘアネットを使って形を整える方法と、ヘアジェル、ヘアピン、スプレーで仕上げる方法があります。
一舞台ずっとヘアスタイルを変えないならば、ヘアネットを使う作り方がおすすめ。
発表会の早着替えなどで、髪型まで変えないといけない場合は、ヘアネットを使ってしまうとひかかって時間をとられてしまうことがあるので、ヘアピンバージョンの方がいいでしょう。
ただし、この髪型は前髪と横の髪の一部を耳の上に被さないといけないので、ショートヘアで作るのは難しいと思います。
前髪も、センター分けにしてあごくらいまであると、作りやすいですよ。
バレエ 白鳥の湖の髪型を作る手順①ポニーテールを作る
まずはポニーテールを作ります。
ただ、その前に耳の上に流す分を別に分けておかないといけません。
耳の後ろから親指を入れ、そのまままっすぐ頭のてっぺんまで滑らせます。
そうすると、前髪と横の髪の一部が分けられます。
そうして分けた髪の毛はゴムか何かで仮止めしておいてください。
反対側も同様に前髪と横の髪の一部を分けて仮止めしておきます。
残りの横の髪の毛と後ろの髪の毛でポニーテールを作ります。
ただし、今回は耳たぶからの延長線上でくくってください。
演目によっても変わりますが、白鳥の湖の場合はいつもより1〜2cm低いイメージです。
もっと明るい演目ですと、ポニーテールも高く作ります。
バレエ 白鳥の湖の髪型を作る手順②シニヨンを作る
シニヨン(お団子)の作り方はいつもとおなじです。
使っているヘアネットによっても変わってきますが、髪の毛をなるべく平たくなるように整えてヘアピンで留めてください。
またお団子の下が、襟足よりも1cmくらい高くなるように調整してくださいね。
そこまでできたら、まずはヘアジェルとヘアスプレーで髪を固めてしまいます。
次の行程はヘアピンをたくさん使いますので、ヘアピンが止まりやすいように、がっちりと固めておいてください。
バレエ 白鳥の湖の髪型を作る手順③ヘアネットで横タレ部分をつくる
まずは残しておいた髪の毛を一度きちんととかして、きっちりとセンターで分けます。
そのまま、まっすぐ横に落としてください。
かるく髪の毛にジェルをなじませたら、ここでネットをかぶせてしまいます。
ヘアピンで眉頭の延長線上のところあたりを止めてヘアネットを固定したら、ネットを使い、耳が半分隠れるくらいのところでカーブをつくり、髪を後ろに持っていってお団子と合流させます。
固定するためにヘアピンでヘアネットを留めます。
反対側も同じように作りましょう。
ヘアピンはあまり見えないように留めましょう。
頭を振ってみて、髪の毛がガサガサと動かなければ、ヘアスプレーをかけて完成です。
ネットの中の髪をふわっとさせ、立体感をつくりたい時は、こちらの方法をおすすめします。
バレエ 白鳥の湖の髪型を作る手順③ヘアピンで横タレ部分をつくる
もっとタイトに作りたい時や、発表会などでお着替えがある、髪型も変えないといけない、などの理由がある場合は、ヘアピンとジェルで作ることをおすすめします。
ヘアピンとジェルで作ったときは、スプレーで水をかけてからブラッシングすると濡れている間は自由に髪型を変えることができ、また乾くと固まるので便利ですよ。
まずは残してある分の髪の毛をブラッシングしてきっちりとセンターで分けます。
髪の毛を真横にブラッシングしたら、まずはクシにヘアジェルを髪の毛にヘアジェルを塗ります。
なんどかクシでといてジェルが髪の毛全体に行き渡ったら、耳の真ん中あたりでカーブを作りながらお団子と髪の毛を合流させてください。
合流させた髪の毛はお団子に巻き付けてヘアピンで留めてしまいます。
このとき、引っ張りすぎるとせっかく耳の真ん中あたりで作ったカーブの角度が変わってしまうので、気をつけてください。
ヘアピンを、耳のあたりだけは避けつつ、上から3〜4本、耳を通り越してから2〜3本くらいつかって髪の毛を固定します。
このときもせっかく作ったカーブを崩さないように気をつけながらアメピンで固定してください。
アメピンは長い方が上、短い方が下になりますので、地肌を滑らすのは下の短い側になるように止めてくださいね。
反対側も同じように作ったらできあがりです。
まとめ
バレエ白鳥の湖の髪型の作り方をヘアネットで作る作り方と、ヘアピンで作る作り方の解説でした。
セミクラシックは、白鳥の湖やその他の古典バレエでよく使われる髪型ですが、意外と難易度が高い髪型です。
耳の上にかかる横タレの分量や角度によって雰囲気が一気に変わりますので、何度か練習して自分に似合う分量や角度を見つけるのが良いですね。