3月1日から始まった、ZIP!の朝ドラ「サヨウナラのその前に」。
1日約8分間の物語が、毎日放送されています。
テーマは、笑いと涙の日めくりドラマ。
月曜日から金曜日まで、それぞれの曜日で主人公が変わり、視点が変わりながら物語は紡がれていきます。
月曜日は滅亡を願う引きこもり。
火曜日は人生の意味を探す高校生。
水曜日は素直になれない高校生。
木曜日は家族の絆を取り戻したい教師。
金曜日は子を宿した喫茶店店主。
主題歌はBE:FIRSTの「Bye-Good−Bye」
ものすごくドラマに合っていて良い曲でした。
ZIP!の朝ドラマ「サヨウナラのその前に」は3月1日から3月31日まで放送予定です。
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ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」 第11話あらすじ
何かあると、いつも訪れる公園に来ていた宙。
そこで彼はBE:FIRSTのライブ映像を見ていた。
BE:FIRSTがこの事態の中で人々に活力を届けている中で、自分は何もできることはなかった、と考えていた。
こういう事態の時、高校生である自分は何をして、どんな顔をしていたら良いのか、彼はもうわからなくなっていた。
それだけ、隕石落下のニュースは宙にとってショックな出来事だったのだ。
そこに、友人2人からメールが届いた。
実は、この二人とまともに話すようになったのも、6ヶ月ほど前にこの公園で二人がペットボトルロケットを飛ばそうとしているときだったことを思い出す。
隕石に向かってペットボトルロケットを飛ばしたらバズる、とペロケチャレンジをしていたのだ。
残念ながら、それが流行ることはなかったが、隕石がなければ会話すらなかった2人と、高校生活3年間分以上に一緒にいた。
しかし、2人には悲しい話はできなかった。
自分の親がいなくなってしまったことも、実は話していなかったのだ。
楽しい時間にふさわしくないから、と。
そこへ、2人が公園へやってきた。
「案外、街は混乱してないんだな」と言いながら。
「相変わらず2人でいるんだな」という宙に対し、実は2人で相談していたのだ、と言う。
宙としたいことがある、と言い出した。
岳が「俺ん家に来ないか?」と。
2人で相談して、宙を1人にしておけない、と言うことになったらしい。
そう。
宙の家に親がいない、ということを2人は察していたのだ。
これだけ一緒にいるのに、一切話題にも出ないとさすがにわかる、と言われてしまう。
「プライドを傷つけてしまったら申し訳ないけど、世界がこんなことになってしまっているのに、1人でいるのはおかしくなってしまうだろう?」
と岳は言うのだ。
岳は、あの発表があった後、怖くなり親に八つ当たりしたり、励まし合って過ごしてきたと言う。
今まで何も言わなかったのは、宙が何も言わなかったからだが、こうなってしまったら、言わない方がおかしい、友達と言えない、と思ったと。
もしもこのまま死んでしまったら後悔すると思ったのだろう。
宙にとって、それはこれ以上ないものだった。
そして、宙の感情が爆発する。
最近、こんなどうしようもない世界で、どんな顔をして生きていくのが正解なのかと思っていたのだ、と。
なんで、自分の親が自分をおいていったのか、自分は家族ではなかったのか、俺が何をしたのか。
これが宙の本心だった。
地球最後なのに、なぜ自分の家族は家にいないのか。
自分を心配してくれないのか。
もう、1人にしないでくれ。
宙の心からの叫びだった。
「浅いだろ、俺」と苦笑する宙に、「浅いな」「今時小学生でもいわねえよ」と軽口を叩きながら隣に座る岳と拓馬。
そして、「あやまんないとな」言い出す宙。
「かっこつけて、ひどいこと言っちゃった奴がいるんだよね」と。
だが、ここで問題が起こる。
その謝る相手は、父親に促され、スーツケースと大きな鞄を持って家を出て行ってしまったのだ。
宙と未希は、再び出会うことができるのだろうか。
まとめ
ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」の第11話は、宙が初めて、親に置いていかれたことに対して感情を爆発させた回でしたね。
宙は最後の日々を岳とその家族と共に過ごすことになるのでしょうか。
また、家を離れることになってしまった未希。
彼女の想いは宙に届くのでしょうか。
明日が楽しみです。