3月1日から始まった、ZIP!の朝ドラ「サヨウナラのその前に」。
1日約8分間の物語が、毎日放送されています。
テーマは、笑いと涙の日めくりドラマ。
月曜日から金曜日まで、それぞれの曜日で主人公が変わり、視点が変わりながら物語は紡がれていきます。
月曜日は滅亡を願う引きこもり。
火曜日は人生の意味を探す高校生。
水曜日は素直になれない高校生。
木曜日は家族の絆を取り戻したい教師。
金曜日は子を宿した喫茶店店主。
主題歌はBE:FIRSTの「Bye-Good−Bye」
ものすごくドラマに合っていて良い曲でした。
ZIP!の朝ドラマ「サヨウナラのその前に」は3月1日から3月31日まで放送予定です。
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ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」 第15話あらすじ
「人生のリセットボタンがあったら押すか」
この質問への開の答えは、「ボタン上でタップダンスで連打する」というものだった。
なぜなら、彼は間違いなく一つの分岐ルートをミスしたから。
彼にとっての隕石とは、不意に現れたリセットボタンなのだろうか?と開は考える。
今日の母親からのメッセージは「隕石も、絶対に大丈夫だよ」というものだった。
この、メモを見ながら1人考えにふける開。
この世界には、開には理解できない人たちが多すぎる。
これは、彼がまだ学校に通っていたときのこと。
実は開は有名進学校に通っていた。
成績もダントツトップ。
開は、成績優秀で誰ともつるまないことをやっかまれ、腕時計を盗んだ犯人に仕立て上げられた。
クラス全員が「開が犯人だ」と言ったせいで、学校の先生たちはだれも開を信じなかった。
1人の真実よりも30人の嘘を信じたのだ。
誰かを孤立させ、懸命に下に陥れても自分自身が上に上がることはない、ということはわかるはずなのに、結局開は誰からも信じてもらえなかったことを思い出していた。
そのとき、母親から「お友達が来た」と声をかけられた。
友達なんかいない、と言う階に対して、「かみさま〜!」と呼ぶ声。
そう、やってきたのは宙だったのだ。
そして2人はいつもの自販機へ。
何しに来たんだ、と聞く階に対して、「なんでひきこもりになったんですか?」と超ストレートに尋ねる宙。
答えない、という開に対して宙は「もしかしたらおれと同じなのかな、と思って」と言う。
テレビに出てから、「頭の良いキャラ」扱いされるようになってしまい、それが嫌になって高校は遠いところにした、という。
キャラ付けされてしまうと、その通りに演じないといけなくなって息苦しくなる、と宙。
そんな宙に「俺はおまえとは違う」という開。
そして、開がぽつりと話し出した。
「いってらっしゃい」と言われたからだ、と。
いろいろとあって、学校に行きたくない、と親に相談した際、「可哀想に」「私は味方だから」と言ったのに、翌朝、お弁当を作って「行ってらっしゃい」と言われ、何かが崩れたのだ、と言う。
開は、親に裏切られた気持ちになったのではないだろうか。
事情を言い、行きたくない、と言った学校に行けと、言われたように感じたのだろう。
「俺の気持ちを理解する人間は一人もいないと思った」と開。
そうしたら、玄関から先へ、一歩も出られなくなってしまったのだ、と。
宙はその話に「うらやましい」と言う。
自分は一回も「行ってらっしゃい」と言ってもらったことがないから、と。
なので、宙は、開のお母さんをすごいと思う、と言う。
行きたくない、と言っている相手に「行ってらっしゃい」と言うのは相当勇気がいると思う、と。
なので、「行け」という命令形ではなく「行って欲しい」という願いだったのではないか、と宙。
「ここが分岐点だと思って」
母親にかばって、心の傷を慰めて欲しかった開と、ここでもう一歩、踏ん張って欲しかった母親。
それぞれの想いがすれ違ってしまった結果なのではないだろうか。
その話を聞いた瞬間、その日のお弁当が明らかに開の好物ばかりだったのを彼は思い出した。
感謝を伝えよう!開を促す宙。
開も、隕石はリセットボタンなんかではないことは、ずっとわかっていた。
ただ、変わるきっかけが欲しかっただけだったのだ。
そんな二人の元に、一本のメールが届く。
「人類の英知に解読を求めます。
これは地球の存亡に関わる呼びかけです」
難解な数列の下に書かれたこんな文字。
これを解けば何かがかわるのだろうか。
まとめ
ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」の第15話は、開がどうして引きこもりになってしまったのかがわかった回でしたね。
ここから開は一皮むけることができるのでしょうか。
残すところあと10日。
どういう展開になるのか、楽しみです。