3月1日から始まった、ZIP!の朝ドラ「サヨウナラのその前に」。
1日約8分間の物語が、毎日放送されています。
テーマは、笑いと涙の日めくりドラマ。
月曜日から金曜日まで、それぞれの曜日で主人公が変わり、視点が変わりながら物語は紡がれていきます。
月曜日は滅亡を願う引きこもり。
火曜日は人生の意味を探す高校生。
水曜日は素直になれない高校生。
木曜日は家族の絆を取り戻したい教師。
金曜日は子を宿した喫茶店店主。
主題歌はBE:FIRSTの「Bye-Good−Bye」
ものすごくドラマに合っていて良い曲でした。
ZIP!の朝ドラマ「サヨウナラのその前に」は3月1日から3月31日まで放送予定です。
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ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」 第22話あらすじ
3月31日、午後7時51分。
渡会は、久しぶりに家族と食卓を囲んでいた。
「いただきます」と声を合わせ、うどんと天ぷらを食べ出す3人。
今日の夕食は、渡会が電話で話していたうどんになったのだった。
久しぶりの家族との食卓に、渡会は自然と笑みを浮かべていた。
「話したいことがたくさんある」と言った渡会だったが、いざ家族を前にすると、何から話して良いか戸惑いながら、「バンジーはどうだった?」と話しかける。
あっさりと「行ってないわよ」と答える妻三恵(みつえ)。
運転しているうちにそんな気分じゃなくなって、京都に行っていたのだと。
そんな三恵に、「京都は渡会家の思い出の聖地だからね」と言う渡会。
京子(きょうこ)が生まれる前に一回行っただけのくせに、という三恵に、「まあでも京子の名前の由来でもあるし」と渡会がかえす。
京都でみた秋の景色がすごくキレイで感動して、こんな優雅な子に育ったら良いな、と思って名付けたのだ、と。
照れくさかったのか、話題を変えるように「今日の汰天ぷらは特別おいしい」という渡会に、軽口を返す三恵。
そんな二人に、「さっき外を見たら、隕石がはっきり見えてた」と話し出す京子。
「大丈夫」という渡会に対して「そうじゃない」と返した。
もしも本当に世界が終わるなら、怖いのはこのまま終わることだ、と話し始める。
親とはなすことなんて何もないと思っていたけど、今は話したいことも話さないといけないこともたくさんあった。
このまま、一回も本当のことを言えないまま世界が終わるのが怖くてたまらない、そう言いながら涙する京子。
そして、ポケットから「京都のお土産」と言って小さな包みを取り出した。
あの日のお返し、と言って。
ちゃんと言わないといけないと思いながらずっと持っていたのだという。
実は、喫茶店で叱られたとき、京子は嬉しかったのだという。
でもやはり、次の日にはありがとうが言えなくて、そして次に会ったときにはごめんね、と言わせてしまった、と。
「本当にごめんなさい」これが、あのとき、喫茶店で京子が言いたかったことだった。
そう言って和解する父と娘に、「これだと、私だけが口うるさいおばさんみたいじゃない」と話し始める三恵。
「私にも言い訳させて」と話し始めたのは、世界がこんなことになって怖かったのだ、ということだった。
だから、どうにか日常に自分をおいておきたかったのだと。
そんなわがままのせいで、渡会を一人にしてしまったのだという。
謝る三恵。
そんな二人に、渡会は「三恵、あなたと結婚して21年間、京子キミが生まれて18年間。
一日たりとも幸せを感じなかった日はありませんでした。
京子、キーホルダー選んでくれてありがとう。
こんな時にも、いつも通りにしてくれてありがとう」
「俺は、三恵と京子と家族になれて、本当に幸せでした。
今も幸せです」
と言うと、笑い出した。
そして、「やっぱり今日の天ぷらはやけににおいしい」
といって幸せそうに食べ出す渡会。
これは、サヨウナラのその前に、家族の愛を確認した物理教師の物語。
まとめ
ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」の第22話は、渡会家の和解の物語でした。
隕石が衝突する前に、家族の絆を取り戻せた渡会先生は、やっぱり幸せだったのでしょうね。
最終回まであと1話。
最後がどうなるのか、気になります。