3月1日から始まった、ZIP!の朝ドラ「サヨウナラのその前に」。
1日約8分間の物語が、毎日放送されています。
テーマは、笑いと涙の日めくりドラマ。
月曜日から金曜日まで、それぞれの曜日で主人公が変わり、視点が変わりながら物語は紡がれていきます。
月曜日は滅亡を願う引きこもり。
火曜日は人生の意味を探す高校生。
水曜日は素直になれない高校生。
木曜日は家族の絆を取り戻したい教師。
金曜日は子を宿した喫茶店店主。
主題歌はBE:FIRSTの「Bye-Good−Bye」
ものすごくドラマに合っていて良い曲でした。
ZIP!の朝ドラマ「サヨウナラのその前に」は3月1日から3月31日まで放送予定です。
第1週のあらすじはこちら
第5話のあらすじはこちら
ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」 第6話あらすじ
今日はこの二人が主人公でした。
前日の夜、「鍵がない」と未希の家に訪れた宙。
宙はそのまま、未希の家のソファで眠り込んでしまい、結局お泊まりすることに。
この気楽な幼なじみ感が良いですね。
実は、1年前隕石の発表があったとき、宙の両親は突然何も言わずに宙を残して家から消えてしまっていた。
宙は、この一年間ずっと一人で過ごしてきたということになります。
朝、起きてきた未希に「おはよう」と声をかける宙。
未希の家にも両親の姿はありません。
鍵あった、とあっさり言い放った宙は、「おいしいコーヒーを飲める店がある」と陽子の喫茶店に先をさそう。
1年前、隕石落下のニュースが流れた朝、宙は未希を遊びに誘うが、未希を放置して小学生と遊んでしまう。
そして、「家に帰ったら両親から地球が危ないんですよ」と聞くのかな、寂しそうな、無理に作ったような笑顔と共にぽつりと未希にたずねる。
宙の両親は、そんなニュースが流れた瞬間子供を放って出て行ってしまうような人間だと、宙自身が知っていたからだ。
その日から、宙は一人で生きている。
18歳の少年が、隕石落下のニュースから始まって、不安しかない1年間を一人で生きているのだ。
どんなに不安だろうか。
それでも宙は懸命に生きようとしている。
そして、場面は現在にもどる。
喫茶店に二人で朝ご飯を食べに行くと、店主の陽子が二人をカップルだと勘違いする。
さらっと「違いますよ」という宙に対して、未希はきつい言葉で否定をしてしまう。
完全な照れ隠しですよね。
このあたりで、未希はとっさの言葉がついついきつくなる、ちょっと言葉を選ぶのが上手くない子だと言うことがわかります。
席に座って速攻で注文するのやめてよ、という未希に対して、「そういうところ、親と似てるんだよな。隕石の発表聞いて速攻ドロンだったもん」とあっけらかんと言い放つ宙。
その一言に、未希は気まずさを感じてしまいます。
そのとき、未希の携帯に電話が。
席を立った未希を見送り、ちょうと注文の品を持ってきた陽子に宙は「おはよう」ってなんか実はヤバイ言葉だと言う。
1年間朝起きても誰も居なかったから、言っていなかったけど、たった4文字の「おはよう」がものすごく照れくさくて、でもなんか泣きそうになったと。
そこへ未希が帰ってきて、電話は1週間くらい家に居ない母親が、心配してかけてきたものだったという。
そして、「ごめんね」と一言。
その「ごめんね」に込められた意味。
それが、「宙の両親は居ないのに、自分だけ心配されてて『ごめんね』」という意味が根底にあるのだと宙は解釈する。
そのことに対して、未希にだけは「かわいそう」だと思われたくなかった、と席を立って去ってしまう宙。
きっと、未希はそこまでの意味をはっきりとは持っていなかったのでしょう。
しかし、母親からの電話をとるために席を立ったことから、去ってしまった両親を持つ宙に対してどう接して良いのかわからなかったのではないかな、と思います。
不意にこぼれてしまった「ごめんね」の4文字がどうしようもなく宙の心を傷つけてしまった、と未希。
やっぱり、宙も両親が去ったことについて傷ついていて、その傷が未希の「ごめんね」の一言で、開いてしまったのでしょうね。
未希は、きっとこの1年、この幼なじみのことが心配で仕方なかったのでしょう。
悲しいくらいにすれ違っている二人ではないでしょうか。
この後の展開が気になります。
まとめ
ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」の第6話は、想いがすれ違っている幼なじみ二人がちょっとこじれてしまった日でした。
「おはよう」という何気ない一言と「ごめんね」というこれまた何気なく言った一言。
「かわいそう」だと思われたくない宙と「心配」している未希。
二人のすれ違いは今後どうなっていくのでしょうか。
明日が楽しみです。