3月1日から始まった、ZIP!の朝ドラ「サヨウナラのその前に」。
1日約8分間の物語が、毎日放送されています。
テーマは、笑いと涙の日めくりドラマ。
月曜日から金曜日まで、それぞれの曜日で主人公が変わり、視点が変わりながら物語は紡がれていきます。
月曜日は滅亡を願う引きこもり。
火曜日は人生の意味を探す高校生。
水曜日は素直になれない高校生。
木曜日は家族の絆を取り戻したい教師。
金曜日は子を宿した喫茶店店主。
主題歌はBE:FIRSTの「Bye-Good−Bye」
ものすごくドラマに合っていて良い曲でした。
ZIP!の朝ドラマ「サヨウナラのその前に」は3月1日から3月31日まで放送予定です。
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ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」 第8話あらすじ
今日の話は、未希が先生と話を済まし、喫茶店を去ったところから今日の物語は始まる。
遅くなったから送ろうか、という渡会に「お父さんが迎えに来る」という未希。
そのまま見送った渡会に対して、喫茶店店主である陽子のモノローグが入る。
「心優しきこの常連客が感情をあらわにした相手は高校生くらいの女の子だった」と。
3月10日、いつもはココアを頼む渡会が、今日はアイスレモンティーを頼んだ。
今日は月に一度、その高校生の女の子と渡会が会う日なのだ。
彼は一月に一度、10日にだけレモンティーを頼み、そして女の子からお金を受け取る。
それは彼が常連客になる前からのことだった。
毎月受け取っていたそのお金は、11月10日に渡された封筒には入っていなかった。
「何も入っていない」という渡会に対して、「そろそろダルいと思って」と言う少女。
さらに、「もういいでしょ。ここまでする必要ない。もう向こうも何とも思ってないだろうし」という少女に、渡会は「いい加減にしろ!」と怒鳴る。
「自分に言い訳して楽になるのは許さない」と。
人がここまで真剣に怒る姿を久しぶりにみた、と陽子。
しかしその後、その女の子が店に来て渡会と会うことはなかった。
そして、現在、レモンティーを差し出した陽子に渡会が話し出す。
「娘なんですよ」と。
そして、どうしてお金を受け取っていたのかを説明しだした。
隕石の直後、友人が日本一周する、といって買ったバイクを娘は他の友人と共謀してめちゃめちゃに壊してしまったという。
そして、その出来事に対して、バイクを壊された友人は笑って「調子に乗ってごめん」と謝ったという。
そのことから、どうやら娘とその友人の関係は対等ではなかった、と渡会は見抜いたのだろう。
謝罪はさせたが、問題は娘が一度も反省した様子がなかったことだ、という。
なので、娘と約束したのだ。
その友人がどんなに苦労してバイク代をを溜めたのか、同じ苦労をしろ、と。
嫌われても、正しいことを伝えるのが親の役目だから、と。
それには覚悟が必要だという。
「親であるのは、怖い」と教師としてずっと生徒を導いてきたであろう渡会は言う。
その直後、約4ヶ月ぶりに娘が喫茶店に現れた。
そして、「残り全額入っている。
これでおしまい」とお金を置いて帰ろうとする。
渡会は娘を引き留め、「自分で稼いだお金だから、これは持っていろ」と娘にすべてのお金を渡す。
「バイク代は自分が弁償しておいた」と言って。
渡会は、いかにお金を稼ぐのが大変なのか、バイクを買った子がどんな思いでそのバイクを買ったのかを理解させたかったのだろう。
そして、自分がその想いを踏みにじったのだ、ということを自覚させたかったのではないだろうか。
そして、娘に問いかける。
「お金を返したら、それで全部終わりなのか?」と。
でも、子供の過ちは自分の過ちでもある、という。
喜びは子供のものだが、間違えたことの半分は親の責任だと。
そして、娘に「ごめんなさい」と謝る渡会。
怖い、と言った直後にこんなにまっすぐ愛情を子供に向けられるだろうか、と陽子。
そんな「親」という存在に、自分がならないといけないのだ、と。
頭を下げ続ける渡会に、「帰る」と一言つぶやいて席を立つ娘。
そんな娘の姿を見つめる渡会。
傍から見たらまっすぐすぎる愛情を、娘は素直に受け止めきれなかったのではないだろうか。
けれど、きっと通じた想いもあると思いたい。
その夜、陽子が家に向かっていると、月曜主人公の開が自動販売機のそばに座っており「おい」と呼びかけられる。
そして、「この女はとんでもないウソつきなのだ」という開のモノローグ。
二人はどんな関係なのだろうか。
まとめ
ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」の第8話は、渡会の家族に対する愛情と親である責任感、というものすごく考えさせられる回でしたね。
個人的には、こんなお父さんはものすごくカッコイイと思います。
家族との関わり合いが、この先どうなるか楽しみですね。
また、陽子と開の間で何があったのか、気になります。
来週が楽しみです。